腸の健康を支える心強い存在がオリゴ糖です。
オリゴ糖には、腸内環境を整える働きがあるほか、毎日の健康維持に役立つことが知られています。
ただし、すべてのオリゴ糖が同じ特徴を持つわけではありません。
種類によって味や特性が異なるので、自分に合ったオリゴ糖を選ぶことが大切です。

今回は、天然原料から生産され、特定保健用食品にも指定されているキシロオリゴ糖について分かりやすく解説するぞ!



キシロオリゴ糖の市販品も試してみたのでご紹介しますね。
キシロオリゴ糖の原材料・特徴


キシロオリゴ糖は、工業的に生産されるだけではなく、とうもろこしやたけのこなどの天然物にも少量ですが含有されています。



砂糖の半分程度の甘味を有しており、爽やかな口当たりが特徴的じゃよ
カロリーにおいてもキシロオリゴ糖は、砂糖のおよそ半分となっているため、砂糖の代わりに使える甘味料として、バランスの取れた食生活に役立ちます。
難消化性を示し、胃や腸で消化・分解されずに大腸まで届き、腸内で善玉菌のエサとなります。
キシロオリゴ糖の原料
キシロオリゴ糖は、天然原料から生成されるオリゴ糖です。
原料には、綿実殻の食物繊維が用いられたり、とうもろこしの芯に含有されているキシランと呼ばれる食物繊維を使って作られます。
キシロオリゴ糖の作り方
キシロオリゴ糖は、とうもろこしや綿実殻の食物繊維に微生物の酵素を作用させて、食物繊維を分解して作られます。
酵素を作用させてキシランなどの食物繊維を分解した後は、ろ過や濃縮などの工程を経て、品質の高いキシロオリゴ糖が完成します。
キシロオリゴ糖の特徴
キシロオリゴ糖は、胃や小腸で消化されずに大腸まで届き、ビフィズス菌のエサとなります。
それによって腸内のビフィズス菌が活性化し、腸内環境が整いやすくなります。
さらに、腸内が適度な酸性に保たれることで、水分が引き寄せられ、スムーズなお通じにつながります。
結果として、便の水分量が適切な状態になり、快適なお通じをサポートします。



その他にも、キシロオリゴ糖はカルシウムの吸収をサポートすると報告されているぞ



キシロオリゴ糖の1日あたりの摂取目安量は20~40mlとされています。
キシロオリゴ糖の安全性
キシロオリゴ糖の安全性については、動物を用いた毒性試験や培養細胞を用いた遺伝子への影響を調べた実験によって、安全である事が示されています。
しかし、人を対象にした研究によって、キシロオリゴ糖は消化されにくい性質を持つため、大量に摂取するとお腹を下す事が報告されています。
お腹を下す症状が出ることがありますが、一時的なものとされており、1日あたりの摂取目安量である20~40mlの範囲内であれば、健康への影響はなく、安全性は高いと評価されています。
また、キシロオリゴ糖は熱や酸に強く、安定性にも優れています。
キシロオリゴ糖が含まれている商品
キシロオリゴ糖を摂るためには、オリゴ糖商品やサプリメントなどを利用するのがおすすめです。
キシロオリゴ糖は、
- カロリー60%OFFオリゴ(浅田飴)
- プレファイバー(株式会社イーネ)
などの商品に含まれていますよ。
キシロオリゴ糖を含む食品を試してみた!
それでは、実際にキシロオリゴ糖が配合されたサプリメントや商品には、どのくらいの実感があるのでしょうか?



今回は、管理人が実際にプレファイバーとカロリー60%OFFオリゴを2週間試して、その味や感想などについてレポートしたいと思います。


プレファイバー


名称 | プレファイバー |
---|---|
価格 |
|
内容量 | 1包5g×30包 |
オリゴ糖の種類 | ガラクトオリゴ糖 / フラクトオリゴ糖 / キシロオリゴ糖 / ラクチュロース(ミルクオリゴ糖) |
栄養成分表示(1包あたり) | エネルギー 10.6kcal / タンパク質 0g / 脂質 0g / 炭水化物 4.7g(糖質0.5g、食物繊維4.3g) / 食塩相当量 0.003g |
原材料名 | オート麦ファイバー / イヌリン / フラクトオリゴ糖 / キシロオリゴ糖 / ガラクトオリゴ糖 / ラクチュロース / プルラン |
原料 | ガラクトオリゴ糖:乳 / フラクトオリゴ糖:さとうきび / キシロオリゴ糖:とうもろこし / ラクチュロース(ミルクオリゴ糖):乳 |
産地 | ガラクトオリゴ糖:日本 / フラクトオリゴ糖:日本 / キシロオリゴ糖:中国 / ラクチュロース(ミルクオリゴ糖):日本 |
添加物 | プルラン |
販売会社 |
|
特徴
プレファイバーは食物繊維とオリゴ糖を配合して善玉菌を増やすことを狙ったサプリメントです。
不溶性と水溶性の2種類の食物繊維を1:1の割合で配合しており、日本人が不足しやすい水溶性食物繊維を補える設計になっています。
また、プレファイバーには、次の4つのオリゴ糖が配合されています。
- キシロオリゴ糖
- ガラクトオリゴ糖
- フラクトオリゴ糖
- ラクチュロース(ミルクオリゴ糖)
プレファイバーは、NPO法人日本サプリメント評議会において「安心・安全サプリメント」として認められているんですよ。
外観
プレファイバーは、オシャレな紙袋風の袋に1ヶ月分の30本のスティックが入っています。


袋の上は金具になっており、袋の中はビニールのようなものでコーティングされているので、見かけによらず頑丈な造りになっています。


袋の中には、1日分の5gが個包装されているスティックが入っています。


個包装のスティックも黒と銀色のシンプルなデザインで格好よく、カバンの中に入れて持ち運ぶのにも便利です。


スティックの中には、薄い黄色をした微粒子が入っています。


粉末をスプーンに出すと、5gですが、結構多めの量ですね。
使用感(味や実感)
プレファイバーの味は、ほんのりかすかに甘い程度でオリゴ糖由来の甘さはほぼ感じません。
その代わり、食物繊維の少し青臭い味がしますが、気になる程度ではありません。
触感は少しザラザラとしています。
これは不溶性食物繊維がしっかりと入っている証拠ですね。
ただ、コーヒーに入れてみたのですが、溶けにくく、1包丸ごと入れてしまうと、ちょっと飲みにくくなります。
しっかり混ぜながら飲まないと、コップの底に大量の粒子が残ってしまいます。
飲み物に入れるときは、何回かに分けて入れた方が飲みやすいかもしれません。
また、コーヒーよりもスープなどの料理に入れた方が飲みやすくなります。
試した実感は、さすがに食物繊維とオリゴ糖が4種類入っているだけ変化が感じられました。
すぐにスッキリするというよりも、軽いお通じの悩みを優しく整えてくれるような変化でした。
カロリー60%OFFオリゴ


名称 | カロリー60%OFFオリゴ |
---|---|
価格 | 486円 |
内容量 | 240g |
オリゴ糖の種類 | キシロオリゴ糖 |
栄養成分表示 (100gあたり) | エネルギー 150kcal / タンパク質 0g / 脂質 0g / 糖質 62g 食物繊維 11g / ナトリウム 0mg |
原材料名 | 還元麦芽糖水飴 / 還元水飴 / 水溶性食物繊維 / キシロオリゴ糖 / 甘味料(スクラロース) |
原料 | キシロオリゴ糖:とうもろこしの芯 |
産地 | キシロオリゴ糖:中国 |
添加物 | 甘味料 |
販売会社 |
|
特徴
カロリー60%OFFオリゴは、シュガーカットという商品でお馴染みの浅田飴から販売されている商品です。
こちらもキシロオリゴ糖だけではなく、水溶性食物繊維を手軽にとれることを訴求しています。
大さじ1杯でレタス約1個分の食物繊維がとれるのは、魅力的ですよね。
また、商品名の通り、同じ量の砂糖と比較してカロリーが60%カットできます。
砂糖の代替品としても利用できる商品ですね。
外観
カロリー60%OFFオリゴは、手の平の大きさくらいのスリムで少し小さめのプラスチックボトルに入っています。


そのため、手軽に蓋をあけて使うことができ、保存にも困りません。


中は、透明な液体が入っています。
液体はハチミツほどドロドロしておらず、少し粘度がある程度のサラっとした液体です。
そのため、飲み物にも使えますし、料理にも使いやすいですよ。
使用感(味や実感)
カロリー60%オリゴは液体状なので、非常に使いやすいのがポイントです。
私は、コーヒーなどにも入れて使いましたし、グレープフルーツなどを食べるときにも少しかけて食べると美味しくいただくことができます。


味は、優しい甘さで料理や飲み物に入れるのにちょうどよい甘味です。
すぐにスッキリ感はありませんが、軽くお通じに悩んだときに使うと、便が出やすくなってスムーズです。
頑固なお通じに使うというよりも、ちょっと滞っているかなと感じたときに役立つ商品ですね。
キシロオリゴ糖まとめ
キシロオリゴ糖は天然原料から作られる安全性の高いオリゴ糖です。
腸内のビフィズス菌が増えることで、水分が取り込まれ、便が理想的な状態に近づくため、スムーズなお通じにつながります。
ただし、一気に大量に摂取するとお腹が緩くなってしまうため、注意しましょう。
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